東海道分間絵図 江戸~川崎宿


 東海道分間絵図(元禄3年)より川崎まで紹介します。

 
 江戸は日本橋を中心に五街道が延びています。東海道はここから南に延びていきます。

 
 今の銀座を通り、新橋、金杉橋、芝橋を渡ると左側に海が開けます。本芝四丁目の海岸際に、落語「芝浜」の芝の浜があります。

 
 右の三田(御田)八幡を越えると高札場と高輪大木戸が有ります。海側に茶屋多シの書き込みがあります。左側に品川宿が現れ、その上の将軍の別邸御殿山があります。

 
 品川宿を抜ける頃、妙国寺、品河(品川)寺、かいあんじ(海晏寺)が見えます。

 
 右隅に駒かけ松、鈴ヶ森八幡、やはた(八幡)村、沢田村、川を渡って一里塚を見て大森村に入ります。

 
 かまた(蒲田)村に和中散の店が有った。七間と三間のめうとはしがあった。左側にぞうしき(雑色)村の表示があります。

 
 六江(六郷川)、この時代は六郷には百八間の橋が架かっていて、渡船無しで渡れた。渡ると川崎宿です。

現在の地図を載せておきます。
図中の番号が右側の説明文と一致します。
第一京浜が東海道ですが、品川の東側に細い水色の道が旧東海道です。
     

1.札の辻

2.高輪大木戸跡

3.品川宿(歩行新宿、北品川宿、南品川宿)

4.鈴ヶ森刑場跡

5.梅屋敷跡(梅屋敷公園、和中散店跡)

6.六郷川(多摩川)渡し跡。







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