回向院と旧両国国技館

 「回向院山門」 このお寺さんの本堂はお寺さんらしくなく、写真にならないんです。普通のビルみたいで貫禄も風格も尊厳も見いだせないのです。そして自然と山門が一番それらしく写真の正面になってしまうのです。

 上記山門を入って参道の突き当たりにその「本堂」(左写真)は有ります。

 どうですかイメージが湧かないでしょ
(失礼)

 写真左側のイチョウの大木の下が、万霊供養塚の上に立つ平成14年に作られた聖観音。

 ここはお相撲さんの街ですから、若い関取が境内を横切っていきます。

 

 

 

 

 

 

 「戦前の回向院」 戦争で焼ける前はお寺さん風の建物だったのです。焼いてしまいましたが勿体ない事をしたものです。写真の左側には旧国技館が写っています。旧国技館にヒサシを貸して母屋を取られてしまった回向院です。山門横の木製掲示板写真より。

 本堂左側の境内には「各種の火災・震災・戦災・水災・船舶沈没の碑群」が建っています。中央に「明暦大火横死者供養塔」(屋根が乗った大きな石柱)が見えます。直接には見えませんが、このコーナーの奥に「ネズミ小僧」の墓があります。

 本堂に向かう参道の中程に「力塚」があります。力塚は昭和11年(1936)に相撲に尽力をした歴代相撲年寄の慰霊のために相撲協会が建立した石碑です。

 「旧国技館跡に建つマンション等」 写真右側に回向院の山門が見えます。その左に見える高層ビルとマンション「両国シティコア」が旧両国国技館があった跡に建った建物です。

 上記中庭にある相撲の土俵を模した円形が描かれています。

 山門脇にある説明板の写真より、旧両国国技館の様子です。左、昭和40年代の日本大学講堂。南側から北側の両国駅側を見ています。右、昭和11年5月場所の両国国技館。北側に面する都電が走る京葉道路側の国技館正面。相撲写真を撮り続けている地元の工藤写真館撮影。

 

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