落語「四段目」(蔵丁稚)より
江戸っ子は芝居見物が大変好きで歌舞伎が一番でした。この噺に登場する定吉も、ご多分にもれず芝居好きで、店の仕事をさぼってまで、芝居小屋に足を運ぶ一人でした。 さて、仕事をさぼって芝居見物に出かけていたことがばれた定吉は、蔵の中に閉じこめられます。「昼も食べていないのでお腹が空いているので、それからにしてくださ〜い。」と、お願いしたが駄目であった。蔵の中は真っ暗で心細く、おまけにお腹がすいてきます。空腹を紛らわそうと、定吉は、今見てきたばかりの四段目を思い浮かべながら順々に情景を思い出しながら一人芝居をしています。
あまりの空腹に「旦那〜、お腹がすいてんですよ〜、助けてくださ〜い!」、だれも返事はない。 そこへ女中のお清どんが、物干しから覗くと、暗がりの中で定吉が腹を出し、キラキラするものを腹に突き立てようとしているから、びっくり仰天。
「旦那様、定どんが蔵の中で腹を切ってます!」 「ご膳(御前)」
古今亭志ん朝の「四段目」より |
四段目、クライマックスの部分を・・・。 切腹する前に、塩谷判官は無念の思いを由良之助に伝えたいと思うのですが、由良之助がなかなか来ない。 円生の語り口を聞いていても、舞台を彷彿とさせます。
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